「親が運転するのをやめさせたい」「免許を返納させるべきか迷う」・・。

そんな方に、客観的な視点から運転適性を診断してくれるサービスが出ています。

「危ないからやめろ」といっても、プライドや利便性から高齢者に自動車の運転を卒業してもらうのはなかなか難しいですね。

地域によっては生活になくてはならないという問題もあり、やたらに取り上げると老化が早まることもあります。

何よりも、運転の適性がまだあるかどうかは個人差が大きいのことが判断を難しくしています。

機械が数値によって「危険な運転をしている」と判断すれば親も納得しやすいかもしれません。

または、「意外にまだ大丈夫みたい」と子が安心できる材料にもなるでしょう。

オリックスのEVER DRIVE

カーリースやレンタカーで知られるオリックス自動車が提供しているのが「あんしん運転EVER DRIVE」

月額2980円(税別)でレンタルした専用機械を車に取り付けることで、

  • 速度超過(100km/h以上)した場合
  • 急ブレーキ・急加速(同乗者が不快に感じる程度)

の危険行為を記録します。

記録はメールで配信され、家族はリアルタイムで確認することができます。(最大五人まで登録可能)

同時に走行ルートも記録していくので、どのような場所で危険な運転があったかなどをパソコンやスマホから家族も本人もチェックが可能。

運転状況を記録したレポートが月次で発行され、内容は最大3年間保持されるため、運転能力の衰えを客観的に数値で確認することができます。

 一部離島をのぞく全国の地域での利用が可能で、もしものときに現場に駆けつけてくれる「駆けつけサービス」(有料)もあります。
ひとつ気になる点としては、走行ルートの記録についてはオンオフがありません。
つまり、どこを走ってきたかは逐一すべて記録されてしまいます。
プライバシーが気になる方は導入の際、この点をよく確認しましょう。

 三井住友海上の「GK 見守るクルマの保険」

「GK 見守るクルマの保険」は三井住友海上保険が提供する、自動車保険の付帯サービスです。

親が運転するのをやめさせたい,免許を返納させるべきか,迷う

(テレビCMはこちら

こちらは「GK クルマの保険」に加入している人が、特約保険料として月300円を支払うことで利用ができます。

システムとしては、貸与される専用の車載機とスマホアプリを使用し、

  • 運転前アドバイス
  • 安全運転支援アラート
  • 運転診断レポート
  • 車両管理スケジュールサポート
  • 事故緊急自動通報サービス

を利用することができます。

安全運転支援アラートでは「急加速・急ブレーキ」「ハンドリング」「ふらつき」「一時停止」のほかに「二時間以上の継続運転」や「ゾーン30への接近を知らせる」など、多くのチェック項目があります。

このアラートが、事故につながりやすい上記のような動きを検知した時は「ふらつきが多いようです」というように運転者に音声で教えてくれる仕組みです。

表で比較してみると

上記の2サービスを比較してみました。

両方ともあくまでも「運転状況を見守るサービス」「運転能力を診断するシステム」です。

衝突安全システムのような危険回避をするものではないことを理解した上で、検討しましょう。

どっちがいいか?

比較してみると「EVER DRIVE」は、

  • プライバシーがないことに本人がストレスを感じない
  • 親の挙動をしっかり把握したい
  • 自動車保険を乗り換えるほどではない
  • 駆けつけサービスを利用したい

という場合に向いているようです。

「見守るクルマの保険」は

  • 運転中に本人に注意を促してほしい
  • プライバシーを尊重したい
  • 取り付けや解約のことを考えるのが面倒
  • GKの自動車保険に加入中・加入しても良い

という人に向いています。

料金面で迷う時は

比べてみて、「導入したいけど料金面で迷う・・」という人はこのような方法はどうでしょうか。

Aプラン:安い自動車保険 +「EVER DRIVE」
Bプラン:GK 自動車保険 + 「見守るクルマの保険」特約

両方を試算し、コストを比較する

とにかく安い自動車保険を探すには、自動車保険一括見積もりサイトがいちばん手軽で便利です。

それでなくても親が入っている自動車保険というのは、無駄に高い場合もあります。

この機会に見直しもかねて見積もりをとってみましょう。

>>一番安い自動車保険がわかる!【インズウェブ】

 


運転に自信のない人のための、これら「運転見守りサービス」。

高齢者の運転見守りという用途としては60歳以上が対象となっています。

60歳・・まだ早いのでは?という印象ですが、そのぐらい、運転能力の衰えというのは個人差があるのかもしれません。

残念ながら引退をすすめたいドライバーへの説得材料としては、数値で能力を計測できるシステムは有用なものです。