自分の生活も大事にしながら「実家の片付け」「遺品整理」をやるには、準備と手順が必要です。

親の家が遠かったり、モノの処分について親と意見が合わなかったりするという点で、実家の片付けは自宅の片付けとは大変さが違います。

無計画に始めると途中であまりの大変さに挫折してしまったり、終えることができたとしても何年もかかることもある一大事業といえます。

片付けが原因で、体調やメンタルを崩してしまう人もいるほど。

事情は、その家の数だけあります。

あなたの家の状況にあわせて順番や内容を調整してください。

実家の片付け準備と手順①各所に連絡

まず、親の家を片付けたいと思ったら、最初にすることは身内などに連絡をすることです。

きょうだいや親類などが協力してくれれば何よりですが、手伝いを頼むことが難しく、片付けをするのがあなた一人であっても身内に連絡をしておくことは必要です。

「私もやらなければと思っていた」

意外な人が手伝ってくれる場合もあります。

また、「一人で勝手なことをした」「無断で大事なものを処分された」と誤解されたり、最悪の場合「親の財産をこっそりとったのではないか」などと後で言われるようなことを防ぐためにも連絡しておきましょう。

実家の片付け準備と手順②家の中を点検する

家の中や倉庫、庭をひとつひとつ見ながら、今どこがどういう状態なのか、何が置いてあるのかを見ていきましょう。
納戸や床下収納、押入れ、天袋、階段下などもお忘れなく。

できれば品目ごとにメモをとってもいいですが、大変なら大きいものだけでもいいでしょう。

これらを見ていくと、どのように片付けていこうかという方針がだんだん浮かんでくると思います。

その時、写真をとって残しておくと後でなにかと役に立つのでおすすめです。

チェックするものとしては

 

家具 家電品 食器 食品 生活雑貨品 カーテン、絨毯 収納ケース、行李 衣類 布団 自動車 自転車 農耕機や農業用具 親の趣味の品 思い出の品(人形、お守り、手紙など)本 写真 きょうだいの持ち物 仏壇 神棚 

・・・などなどがあります。

実家の片付け準備と手順③重要書類、貴重品を出す

今後の方針に大きく影響することもある書類

片付けに紛れて紛失してしまうことのないよう、重要な書類、貴重品を探して集めておきましょう。

チェックするものとしては

遺言書 権利証 登記簿 契約書 借用書 貯金通帳 有価証券 保険証書 印鑑 宝石 現金 金券

・・・などがこれにあたります。

思わぬ内容のものが見つかって、今後の家の取り扱いや片付けの方針がガラッと変わってしまうことさえある重要なポイントです。

これらは奥の方にしまいこまれていて探すのが大変な時もありますが、欠かせない作業です。

賃貸契約書も忘れずに

また、家が賃貸住宅の場合は賃貸契約書を探し、契約内容を確認しましょう。

敷金はどうなっているのか、エアコンや照明器具は備品に含まれているか、なども片付けに必要な情報です。

金券、へそくりなども探してみる

上記の書類ほど重要ではないにしても、商品券やプリペイドカードなども捨ててしまってはもったいないので、親に聞いたり探したりしておきましょう。

へそくりが出てくることもよくあります。

実家の片付け準備と手順④家と家族の今後を考える

家をどうするか

片付けをするにあたり、この家を今後どうするのかがわかっていると片付けの方針が決めやすくなります。

親が一人で住み続けるのか、あなたがここに移り住むのか、売るのか、貸すのか、更地にするのか・・?

現時点では決められない場合は、身内の意見を聞いておくだけでもしておきましょう。

それぞれの立場でどうしたいか

親が一人でこの家で暮らしていくなら

「テレビを見る時間が多いので、居間にいながら必要なものがとりやすいように」
「なるべく日差しを遮らないような配置で家の中を明るく保つように」

子が一緒にその家で暮らしていくなら

「一緒に料理を楽しめるようにキッチンの配置を工夫する」
「親が使うものは低い場所に置く」
「親の個室、子の個室を決める」

この家を引き払い、親が子の家に同居を始めるなら

「親の趣味のものは持っていく」
「大きなものはもう置けないので諦めてもらう」

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のように、今後の生活をどうしていくのか、今後の人生で何を大事にしたいのかを考えると片付け方や処分するものが定まりやすくなります。

誰もがハッピーになれる片付けのためにこれも意外と大切なポイントです。

実家の片付け準備と手順⑤役割分担をする

部分ごと、品目ごとに分担する

片付けに携わる人が複数の場合は、このとき大まかな役割分担を決めても良いでしょう。

「子供部屋を片付ける」「居間を片付ける」「庭をきれいにする」というように場所で分担してもいいですし、「大きな家具を処分する」「リサイクルごみを処分する」とゴミの種類ごと、という分担もあります。

家の片付けのほかにも分担することはある

分担できる仕事は片付け作業だけではありません。

あなたの家に親がこれから同居するのであれば、あなたの家族がその準備をしておいてくれるのも一つの仕事ですね。

また、親が転居したり施設入居するならその役所手続きや、家を売却したり貸すにも煩雑な手続きが必要になるので、そうした書類しごとも片付けの分担といえます。

実家の片付け準備と手順⑥捨てないものを決める

親や身内に相談して、捨てないものをおおまかに決めます。

何が誰にとって重要なのかは意外と聞いてみないとわからないことですので、勝手な判断はしないほうがいいでしょう。

実家の片付け準備と手順⑦捨てないものの置き場所を決める

捨てないものがだいたい決まったら、その置き場所を決めます。

家の中の一部屋であれば、その部屋が一番最初に片付けるべき部屋になりますね。

小さな納戸ではすぐに一杯になってしまうので、できれば8畳、せめて6畳ぐらいのスペースが確保できるといいです。

実家の片付け準備と手順⑧不用品の処分方法を調べる

持ち込みゴミの場所や料金などを役所や自治体のホームページなどで調べておきましょう。

回収ゴミの回収日もしっかりしらべてカレンダーに記入しておきましょう。

回収日に片付けスケジュールを合わせることもあります。

また、回収業者にお願いしたり、軽トラやワンボックスを借りることも想定される場合はその情報も集めておきましょう。

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実家の片付け準備と手順⑨費用を見積もる

この時点で細かいところまでわかっているときは、片付けにかかる費用をおおよそ見積もって出費に備えます。

ものの処分費用と片付けに携わる人が通ってくる交通費や宿泊費が金額としては大きくなりますが、ゴミ袋やマスク、手袋、洗剤などのこまごましたものも、家一軒の片付けとなると大きくなりバカにはなりません。

実家の片付け準備と手順⑩作業できる日を割り出す

仕事を休んだり、仕事終わりに通ったりする場合は作業に充てられる日をピックアップしてみます。

この時、ゴミの回収日がわかっていればそれに合わせるなどの予定も立てやすくなります。

もちろん、天候や急用などでできない日もあるので、あくまで予定、調整しながら進めていくことになります。

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実家の片付け準備と手順⑫片付けスケジュールをたてる

ここまで準備をするとやるべきことが大体わかり、片付けの行程がたてやすくなっていると思います。

片付けの準備と手順を理解したら、無理のないスケジュールを立てて取り組みましょう。

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