要介護の方、介護する方、遠距離介護をする方に適用される割引・優遇・減免の制度についての記事です。

障がい手帳を持っている方でなくても、利用できる制度をまとめています。

介護者の交通費割引

介護のために帰省する人のために、各交通機関からさまざまな割引制度が出ています。

例えばJAL・ANAでは、介護のために帰省する人のために通常運賃より3割〜4割引の割引運賃を設定しています。

利用できるのは要介護・要支援被認定者の「二親等以内の親族」と「配偶者の兄弟姉妹の配偶者」「子の配偶者の父母」。

格安運賃会社ではスターフライヤー、ソラシドエアが同様の割引を用意しています。

割引率が大きく、遠距離介護の方にはとても助かる制度ですが、

「いまから行くので、使おうかな」

というわけにはいかず、事前の登録が必要です。

飛行機で帰省する距離に親がいて、要件にかなう場合は登録だけでも済ませておきましょう。

詳しくは各交通会社のホームページで確認してください。

JAL国内線・介護帰省割引
ANA「介護割引」
スターフライヤー「介護割引運賃」
ソラシドエア「介護特別割引」

生協の宅配料割引

重いものも玄関まで届けてくれたり、お弁当も買えるなど便利な宅配生協では、シニア家庭への宅配料を割引しているところが増えています。

たとえば、生協の宅配では通常一回100円の配達料金が、65歳以上の世帯は半額の50円になっています。

リフォームの助成金

介護しやすくするための住宅リフォームの費用に介護保険を利用することもできますが、自治体も補助金を出しているところが多くあります。

たとえば、茨城県水戸市の場合。

住宅のバリアフリー化へ工事費の90%の助成金を出しています。

寝たきりの方なら54万円まで助成しますが、要介護・要支援の認定がなくても条件を満たせば9万円までの助成を受けることができます。

こうした助成金制度は地域により違うので、リフォームを行う前に自治体に確認しましょう。

預金金利の優遇

数が多くはありませんが、要介護・要支援の認定を受けた方限定に「介護支援定期預金」を用意しているところがあります。

一般よりお得な金利になっているので、お住いの場所によっては利用したいですね。

参考:銀行商品コム

介護費用で医療費控除

介護にかかるお金で、医療費控除の対象になるものもあります。

  • 訪問介護【ホームヘルプサービス】
  • 訪問入浴介護
  • 訪問看護
  • 訪問リハビリテーション
  • 居宅療養管理指導【医師等による管理・指導】
  • 通所介護【デイサービス】
  • 通所リハビリテーション【医療機関でのデイケア】
  • 短期入所生活介護【ショートステイ】
  • 短期入所療養介護【ショートステイ】
  • 痴呆対応型共同生活介護【痴呆性老人グループホーム】
  • 特定施設入所者生活介護【有料老人ホーム等】
  • 福祉用具貸与

医療費控除の対象になるのは、サービス利用にかかる1割(または2割)自己負担額と居住費・食費にかかる自己負担額の合計の2分の1。

 

おむつの購入費用も対象となります。
(おむつを控除対象にするには医師の証明書が必要)

詳しくは、こちらがわかりやすいです。

参考:小平市ホームページ

介護保険における医療費控除を受ける為に必要な知識のまとめ(保険コネクト)

介護保険の減免

介護保険料の減免を受けられることもあります。

たとえば大分県大分市では、65歳以上の方で災害その他特別な事情により保険料の納付が困難な場合は、介護保険料の減免措置を申請できます。

高齢者でなくても減免措置のある自治体は多くありますが、家庭の状況・収入・預金額など条件がまちまちなので、こちらも役所で確認してみましょう。


シニア・障がい者の方対象に比べると、まだまだ少ない介護にまつわるサポート制度。

今後もっと増えていくことが望まれます。