高齢者の自転車走行についてできる安全対策と注意点についてまとめてみました。

先日、近所のスーパーの駐車場から出てきた車と、駐車場出口と交差している歩道を走っていた自転車の接触事故の話を聞きました。

自転車に乗っていたのは高齢者の女性で、電動アシスト自転車で駐車場出口を横切ろうとしたところ、駐車場から道路になんとか合流しようと焦って出てきた車とぶつかったようです。

電動アシスト自転車の普及で、自転車に乗れる年齢が前よりのびたようですが、こうしたとっさの事態に対処することは難しかったのかもしれません。

高齢者の自動車運転の危険性もあやぶまれていますが、自転車のほうもできるだけの対策をしましょう。

自転車の安全性を高める

なるべくヘルメットをかぶる

わずらわしい気持ちもわかりますが、ヘルメットはやはりかぶって欲しいですね。

帽子感覚でかぶれるものもあるので、すすめてみましょう。

目立つようにする

できれば自転車は歩行者からも自動車からも存在がわかりやすい白がベストです。

もうすでにある自転車を目立たさせるなら、派手なバスケットカバーが効果的。

バスケットカバーは雨が降ってきた時の荷物の保護にもなるし、防犯の役割もします。

薄暗くなってきても目立つようなリフレクター(反射材)もぜひつけましょう。

スタンドは両方タイプ

スタンドというのは、自転車を駐輪しておく時に下ろす後輪のところについている部品です。

片方タイプと両方タイプがありますが、より安定性のいい両方タイプを使用しましょう。

適切な高さに調整する

両足が地面に付く高さのサイズを選びましょう。

高齢女性に多い「ケンケン乗り」は安定が悪く、こぎ出し時にバランスを崩した時とっさに止まることができないので非常に危険です。

またいだ状態からこぎ出せるように練習してもらいましょう。

自転車を安全にこぐには、最初からしっかりと回転を与えることができるよう、ペダルが一番高いところから下に強く踏み込むようにしてこぎ出します。

また、購入する時はまたぎやすい、低床タイプにします。

ハンドカバーはなるべくつけない

手元をおおうハンドカバーはあたたくて便利ですが、転倒時に手をつけないことが多く危険です。

手袋の方がいいですが、毛糸の手袋は感覚がにぶるとともに滑りやすくなります。

防寒の面では劣っても、皮の手袋をつけてもらうのがベストです。

月に一度は空気を入れる

なるべく毎月タイヤに空気を補充するよう言いましょう。

「まめに入れていれば、タイヤの寿命が長くなるよ」というと効果的です。

高齢者の自転車走行時の注意

サンバイザーは絶対にかぶらない

サンバイザーをつけて自転車に乗っている人をよく見かけますが、サンバイザーは横の視界を大幅に狭め、色による物体感知も遅れるので危険です。

自転車に乗る時にかぶるのはやめてもらいましょう。

暗くなったら早めにライトをつける

少しでも暗くなってきたらライトをつける習慣をつけてもらいましょう。

ライトの目的は夜道を照らすことよりも、自分の存在を目立たせるためということも説明します。

疲れているなと思ったら休憩する

疲れは判断力をにぶらせ、とっさの反応も悪くします。

疲れているなと思ったら無理せずどこかで休憩をとるように言いましょう。

ふだん通る道を確認する

親が普段自転車で通る道を、あなたが自転車に乗って確認してみましょう。

時間帯は、学生や子供の通りが多い時間や暗くなり始めた時間など。

ルートの中で危険なところを確認するだけでなく、一時停止などの交通ルールも確認して、親と「気をつけるべきところ」について話をしましょう。