私の父は昔から、実年齢よりうんと若く見えることが自慢です。

そんな父が認定審査を素直に受けてくれるのかと思うと今からかなり心配です。

それに、認定審査のときは「できます、できます」と頑張ってしまうだろうなあ・・。

要介護認定についてつぎつぎと浮かぶ疑問についてまとめました。

介護サービスは認定されるまで受けられないの?

要介護認定を申請してから認定されるまでには一ヶ月ほどかかります。

ただし、この一ヶ月の間に受けた介護サービスに関しては、要介護認定がされれば介護保険によって自己負担2割の支払いになります

ですから、認定が確実に受けられそうだと思ったときは申請してすぐに受けたサービスにも介護保険が使えると思って良いでしょう。

家に手すりをつけたり、歩行補助器具をレンタルしたり、サービスを早く利用したい場合は特に助かりますね。

認定が受けられなかった場合は全額自己負担になることには注意してください。

>>介護保険サービスはじめの一歩・要介護認定とは?申請手続きからの流れ

要介護認定,重い方が得,引っ越し

要介護認定に不服なときは?

「うちの親はもっと介護度が高いはず」

要介護認定の結果に不満がある場合もきっとありますよね。

認定の結果に不服があるときは、市区町村に対し『認定調査票』と『主治医意見書』の閲覧をもとめ、再審査を請求することができます

もし市区町村がこれに応じなかったり、再審査の結果にも納得できなかったときは、都道府県の介護保険審査会に審査請求をすることもできます。

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認定は重い方が得する?

要介護度が高いほうが、月当たりに利用できるサービスの限度額が高くなる介護保険。

ということは、要介護度は高い方がトクなの?という疑問が。

しかし要介護度が高くなると、サービスの利用料金も高くなるので、そういうわけではありません。

たとえば、

デイケアと呼ばれる、施設に通ってリハビリをする「通所リハビリ」。

六時間から八時間を一回受けたときの自己負担の金額は下図のように、要介護度に応じて高くなります

要介護度
1割負担分
介護度1
688円
介護度2
842円
介護度3
995円
介護度4
1,149円
介護度5
1,303円

これは特別養護老人ホームなどでも同じで、要介護度が上がるに応じて利用料金は上がります

考えてみれば、要介護度が上がればそれだけお世話も大変になりますから、当然のことですね。

介護度が妥当かどうかは、その重さよりも、受けられるサービスの質と量が妥当かどうかで判断しましょう。

親が訪問認定調査を嫌がったらどうすれば?

「自分にはまだ必要ない」

と認定審査を嫌がる親御さんはうちの父ばかりではないと思います。

もちろん、そんなとき無理強いはだめですね・・。

私の叔母さんは民生委員をしており、そういう場に何度か立ち会っているのですが、本人が嫌がる場合はそれが介護認定の調査だとは言わないそうです。

「75歳以上が受ける国の健康調査ですよ」
「家族全員で健康診断を受けよう」

などと言って、みんなが受けるものだと言って納得してもらったり、

あるいはかかりつけのお医者さんから勧めてもらったりすると良いそうです。

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本人が知られたくない内容を伝えたい時

私の父はときどき失禁しては、下着をこっそり洗って物置の中に干しています。

ああいう内容は、本人の目の前では調査員さんには言えないですね・・。

そういう時は、メモにしてさりげなく渡したり、別の時間に電話で伝えれば良いそうです。

本人には告知していない病状があるときも同じようにします。

引っ越したらまた要介護認定を申請するの?

せっかく手続きして認定された要介護度、でも住む場所が変わったら、またやり直しでしょうか?

認定された要介護度の有効期限は、転居先でも変わらないそうです。

要介護度の有効期限は新規認定で原則6ヶ月、更新で1年ですが、引越しをしても期限が変わることはないということです。

これには、「介護保険受給資格証明書」を役所で発行してもらって、転入して14日以内に新しい住所の役所にこれを提出して申請します。

とにかく情報収集

高齢化にともない、介護に関する法律やシステムはどんどん変わっています。

利用者に増えかたに比べ、施設はまだ全然足りていないのが現状です。

介護保険は、情報を早く多く集めれば集めるほど、その恩恵を多く受けることができます。

いざというとき間に合わないということのないよう、情報を集めておきましょう。