離れて暮らす親・一人暮らしの親の見守りは十分ですか?

長男や長女が家を継ぐ、という家族のありかたが当たり前ではない今の時代、老夫婦だけ、または高齢者一人暮らし家庭は増えています。

ここでは
「親と一緒に暮らすことはできないけれど、できるだけの見守りをしたい」
という人のための公的サービスや商品を紹介します。

地域の支援員が親の日常生活をサポート

「判断能力はある程度あるものの、日常生活の中で手助けがほしい」

そういった場面でのサポートを依頼できるサービスが、日常生活支援事業です。

「貴重な書類・有価証券の管理に自信がない」

「役所や金融機関の書類手続きが難しい」

「家計管理がうまくできない」

「介護保険の利用方法がわからない」

といった日常のちょっと困ったことを手伝ってくれる、社会福祉協議会が提供するサービスです。

離れて暮らす親,心配,見守り手伝い内容に関しては柔軟に対応してくれます。

利用に際しての料金は地域によって異なりますが、一回につき千円前後のところが多いです。

相談自体は無料ですので、いちど相談してみることをおすすめします。

緊急時の通報・駆けつけ体制を整える

高齢者だけの世帯、とくに一人暮らしの高齢者については、突然の体調変化や転倒のときの発見が遅れるというリスクがあります。

多くの人の頭を悩ませるこのことの対策として、警備会社からいろいろな見守りサービスが提供されており、

「室内の温度を感知して熱中症を防ぐ」

「転倒した時にはセンサーが感知して家族と警備会社に通報する」

「指定エリア外に出た時に家族にアラートが発信されることで徘徊を防ぐ」

「現在地をGPSで正確に把握できる」

などの警備会社ならではの安心の見守りと駆けつけのサービスがあります。

月額900円から利用できるプランもあるので、安心料として妥当と思える方には良いサービスです。

高齢者家庭の食事を見守る

出来合いのものやお菓子でばかりお腹を満たしているのは、実は若い一人暮らしの人ばかりではありません。

体力や気力が落ちてくると炊事もおっくうになり、食生活もおろそかになりがちです。離れて暮らす親,心配,見守り

ときどきの帰省で親の食生活を把握したりサポートしたりするのは難しいことですが、同じような悩みを抱える人が増えている今、高齢者向けの食事宅配サービスが充実してきています。

いろいろ試してみて、合うサービスがあれば利用してみるのもよいでしょう。

家電・携帯で遠方からでも離れて暮らす親の安否確認

「親が元気かいつも気になってはいるものの、毎日電話をかけるわけにもいかない」

「『管理されている』『年寄り扱い』を親は嫌がるが、安否が知りたい」

という声に応え、遠方からでも毎日の親の様子を知ることができる電化製品やサービスがあります。

就寝・起床の時間や毎日の運動量、もしものときは緊急アラートなどのメールが携帯に届いて、遠くからでも親を見守れることで人気です。

生活環境の整備で高齢者の転倒・骨折を防ぐ

高齢者の生活でもっとも防ぎたいのはなんといっても転倒と骨折。

高齢者の骨折は治りが遅いだけでなく、けがで動けない期間が長引くと筋肉が弱まり、全身の衰えを招きます。

たとえ住み慣れた家でも、段差につまづくことはよくあることです。

多くの自治体で高齢者が暮らしやすくするためのリフォームには補助金を設けていますし、要支援・要介護認定がされている場合は介護保険も利用できます。

親の健康状態や医療機関のことを把握する

親は子によけいな心配をさせまいとして、体の不調を黙っていることがあります。

コミュニケーションの中で日々の体調について話すことはもちろん大事ですが、万一の場合に備え、かかりつけ医のことやふだん飲んでいる薬のことをあなたが知っておくことも重要です。

高齢者を狙う詐欺から守る

どんなに
「気をつけてね」
といっても、人は騙されてしまうときは騙されてしまいます。

「よくわからない人からの電話には出ない」

ということを徹底することで、被害はかなり防げます。

また、詐欺被害は未然に防ぐことも大事ですが、

「大きな買い物や契約をした時は、一言教えてね。もし詐欺でも叱らないから

と言っておくことも大事です。

被害に気づくのが早ければクーリングオフすることもできるのですが、親が「子に叱られるから」と黙っているとそれもできなくなります。

リフォーム工事の場合、契約を済ませてすでに工事に着手していたとしても、8日以内なら全額キャンセルが可能であることを覚えておきましょう。

運転免許返納について

高齢者の運転による事故報道が増えてきました。しかし、

「運転能力の衰えには個人差がある」

「むやみにやめさせると老化が進む」

「住む場所によっては車がないと生活が困難になる」

などの理由で、とにかく高齢だから免許を返納させるという単純な問題ではありません。

免許を返納させて運転をやめてもらうかどうかを客観的に診断してもらうことで、本人が納得できたり、子であるあなたも安心できる手助けになるかもしれません。

ご近所さんにも声かけを

実家に帰ったときは欠かさずご近所の方にご挨拶に伺っておきましょう。

「もしどうしても連絡が取れない時などあったら、ちょっと様子を見ていただけますか?」

とあらかじめお願いしておくといいです。

地区担当の民生委員さんにもご挨拶をし、連絡先も交換しておきたいものです。

親と仲良くして下っている方がいればその方にもよくご挨拶をしておきましょう。


「まだまだ自分は大丈夫」
という親のプライドを尊重しつつ、あなたはあなたの生活を安心して送れるような見守りができるよう、いろいろな面から検討をしてみてください。
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