最近、母と私で暇を見つけてはエンディングノートに記入していますが、その中の「密葬」「家族葬」「一般葬」の違いがわかりませんでした。

どうやら葬儀の規模のことのようですが、母の葬儀の希望の欄がまだ空白なので聞いてみたら、

「どうしようかね・・あまり大げさにしないで欲しいけど、それ以上のことは考えてなかったよ」

とのこと。

こんな感じの人はきっと多いのではないでしょうか。

今回の記事は、葬儀のスタイルの決め方についてです。

密葬と家族葬の意味は?違いは?

密葬の意味

密葬というのは、もともとは「秘密で行う葬式」の意味で、ひっそりと周囲にも知らせずに行う葬儀のことでした。

しかし、現在では密葬という言葉は
「まず身内だけで執り行なう葬式。そのあと一般の方向けの本葬またはお別れの会がある」
という意味になりつつあります。

参列者が多数と予測される葬儀では準備に日にちがかかることや、大勢の葬儀の前に家族だけでまずゆっくりお別れをしたい、などの理由でこのような形を選ぶ人が増えています。

著名人が亡くなった時、よく
「葬儀は密葬にて行われます」
といわれているのを耳にしますよね。

密葬は基本的には家族のみ、親子孫きょうだいぐらいまでの関係のごく近い身内で行われることが多いです。

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家族葬の意味

家族葬というのは比較的新しい言葉で、密葬という呼び方の代わりになりつつあります。

「費用をかけず、大げさなものでなくていいので、身内でゆっくりとお別れしたい」

というニーズに応えて、葬儀業界のなかで広まってきたサービスです。

一般葬にくらべ小さな会場で行い、接待飲食費も抑えられます。

密葬と家族葬との違いは

多くの業者や書籍を比較すると、密葬と家族葬の違いはまちまちになっています。

「密葬と違い、家族葬はそのあとの本葬・お別れ会はしない」

という業者もあれば、正反対のことをいう業者もあります。

 

家族葬という言葉が新しいので、解釈や使い方がまだ定まっていないように思います。

家族葬を検討する時は、葬儀を依頼する業者とその点確認しておきましょう。

これのみで終わらせるのか、その後にも本葬があるのかでいろいろと違ってくるので、双方誤解のないようにしておきたいからです。

また、あとで本葬などを行わない場合は
「家族葬のみとさせていただきます」
とひとこと添えれば、知人の方にもその旨が確実に伝わります。

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密葬・家族葬は身内だけでやるもの?

密葬というのは、通常は身内のみ、しかも親・子・孫・兄弟ぐらいまでのごく近い関係のみで行います。

家族葬の方はそういう呼び方にはなっていますが、親しい友人や同僚であれば出席していただけます。

密葬・家族葬では香典は受け取れない?

密葬・家族葬は参列者はほとんどいないか少ない葬儀になるので、香典の収入はほとんどありません。

しかし、参列しなかった方がお気持ちとしてくださったお香典は受け取ることができます。

もちろん、その場合は丁重なお礼の言葉とお返しの品を差し上げます。

密葬・家族葬・一般葬の選び方は?

密葬・家族葬・一般葬の違いは下記のようになります。

ただし、上記にも述べたように、業者によって解釈が異なるので、おおまかな参考としてください。

密葬 家族葬 一般葬
費用 最低限  低め  高め
香典 ほとんどない ほとんどない ある
参列者 家族
ごく近い身内
身内と
親しい友人等
制限はない
故人と関係のあった人
葬儀後 本葬またはお別れ会を
行うこともある
(香典があればお返し)
香典返しを送る
選ぶ目安 とにかく内輪でやりたい 参列者が確実に少ない  参列数が多い/
わからない

子の都合で選んではダメ?

家族が迷わないように葬儀内容の希望を故人が残してくれていればいいのですが、そうでない場合は喪主をはじめ家族で葬儀の形式や規模を考えることになります。

しかも、葬儀はやり直しができないのに、どのように行うかをあまり考えている時間がない場合がほとんど。

 

ただし、私たち子の都合だけで葬儀の規模を決めていいのかどうかは疑問です。

「親はそんなにお付き合いもなかったと思うし、費用を多くかけることを望まないと思う。身内だけでいいかな。」

と、ついお金もかからない、準備の負担も少ない方を選びがちですが・・。

でも密葬や家族葬になると、故人のお世話になった近所の方や仲良くしていた方は基本的に呼べないお葬式となります。

(家族葬なら知人も出席できますが、遠慮してしまうこともありますよね。)

「ちゃんとした葬儀をしないのは周囲に失礼だ」

という親戚がいることもあります。

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また、葬儀に出られなかったけれど、とにかく故人とのお別れがしたい、お線香をあげさせてほしい、という人が次々と訪れて、

「結局は葬儀をやったほうが楽だったかもしれない」

と思った、という話も聞きます。

ただ、気軽さだけを理由に葬儀の形式をえらぶことには慎重になったほうがいいでしょう。

「小さなお葬式」というけど、費用は?

我が家の場合はそのような事情を考えても、父や母の交際関係や親戚の数からいって二人とも「小さなお葬式」で良いだろう、ということで母と私で同意しました。

「生きている間に、そのぶんのお金を美味しいお酒や食べ物を楽しむ方に回そう」

と話しています。

・・・「ところで、『小さなお葬式』っていうけど、結局いくらぐらいかかるの?」

という疑問が・・。

その名も「小さなお葬式」というサイト で料金を調べてみたところ、追加料金なしプランで140,000円からということ。税込みです。

こんな話ができるのも二人が元気だからこそ。

そして、本人の希望が聞くことができて、なにより私がいちばん安心しました。

「密葬」「家族葬」「一般葬」の違い、の記事でした。