離れて暮らす親が心配なときの見守り遠距離からの介護、親の怪我を防ぐためには何ができるでしょうか。

 

私の父は転倒による脳出血が原因で3週間ほど入院しました。

心配された脳のほうは回復したものの、入院中ほとんど歩かなかったことで、足腰の筋力はすっかり低下。

人は足腰が弱ると行動範囲が小さくなり、いっきに老化が進むものだということを間近で感じました。

あんなにスーパーに行くのが好きだった父ですが、いまは時々しか行きません。

父のように、高齢者は転倒が原因で後遺症が残ったり、歩行に支障をきたすことがよくあります。

高齢者だけの親の暮らしを守るために、見守る私たちができることは何でしょうか。

家の中を再点検してみる

親も子も長年親しんできた実家ですが、身体能力の衰えにより、慣れた環境でも怪我をすることはあります。

また、誤った電化製品、暖房器具の使いかたによる怪我や火災も心配ですね。

実家に帰った際などに、今一度家中を点検してみましょう。

遠距離介護,親,転倒,骨折点検するポイント

電気関係

  • タコ足配線は発熱・発火のおそれがあります。
  • 床の上に伸びた延長コードなどはつまづきやすく危険です。
  • 差しっぱなしになっているエアコンや換気扇などのプラグにホコリがたまっているのも発火の恐れがあります。
  • 親が高所作業などしなくて済むよう、切れそうな電球は取り替えておきます。
    その際、なるべく長期使用できるタイプをえらぶといいでしょう。

遠距離介護,親,転倒,骨折

段差、すべりやすさ

年々、足の筋肉が衰え、わずかな段差でもつまづきやすくなるため、できるだけ家の中の段差を解消してあげましょう。

  • ホットカーペットはカーペット画鋲で隅をしっかり固定。
  • キッチンマット、玄関マットがめくれやすくなったり滑りやすくなっていないか見てみましょう。
    マット類はいっそのこと撤去するのも一つの手です。
  • 玄関の段差が辛そうなら、手すりの取り付けを。
    また、階段に物を置くのはやめましょう。
  • 雨の日などに玄関が滑りやすくなるようなら、人工芝を敷き詰めるなどの対策を。
  • 風呂場、トイレも濡れると滑りやすいものです。手すりをつけたり、コルク床も有効。
  • 階段にももちろん手すりがあるといいですね。また、一段ずつに滑り止めテープを。
  • 底のすり減った靴やサンダルを使用していたら、新しいものをプレゼントしてあげましょう。

遠距離介護,親,転倒,骨折

その他

  • 和式トイレは洋式に変える。
  • 台所のガス警報機や火災報知器がちゃんと作動しているか確認。オール電化導入の検討も。
  • 流し台や調理台の高さが合わなくなってきていないか確かめましょう。
  • お風呂や台所の給湯はボタン式操作などの扱いやすいものに。
  • 冬季、ストーブの上にお湯の入ったやかんをのせる習慣は危険なのでやめてもらいましょう。
    できれば、暖房はストーブではなく、エアコンや床暖房に切り替えを。
  • 古いドアノブは回しにくいだけでなく、万一故障したら閉じ込められることもあるので交換を。
  • 廊下、階段など、夜間歩く場所にはセンサーライトを。
    (いまのライトはLEDなので電気代はとても安くすみますから、沢山つけても大きな負担にはなりません。)

遠距離介護,親,転倒,骨折

自治体の補助を活用する

室内のバリアフリー化や手すりの設置、ドアノブの交換など、高齢者の住居内の改装には多くの自治体が補助金を支給しています。

また、要支援・要介護認定されていれば、最大18万円までの補助が介護保険から受けられます。
(支給限度額20万円・工事費用の9割)

親が生き生きと生活できる日々ができるだけ長く続くように、離れて暮らす親を見守るには、こうした制度を利用して快適な室内に整えてあげたいですね。
 関連記事  このページを読んだ人は次の記事も見ています