ここでは、遠方で一人暮らしをする老親のための、見守り機能のある家電のメリット・デメリットについて書いています。

家電での見守りは生活に取り入れやすくて扱いも簡単なものが多い反面、親がある程度協力的でなければならないことと、異変感知のスピーディーさに疑問があるという点があります。

象印・みまもりほっとラインiポット

湯沸かし電気ポットにドコモ携帯電話の電波を利用した通信機能を内蔵。

一日のうちいつ給湯が行われたのかなどをウェブサイトから確認でき、データは一週間分記録されます。

情報は30分単位で更新され、設定すればメールによる報告を家族が受け取ることも可能です。

初期費用は5,000円、利用料は毎月3,000円です。

見守りポット画像

みまもりほっとラインiポットのメリット

  • 初期設定がかんたん。
  • 見た目は普通のポットなので、目立って新しいものを導入した感じがしない。
  • インターネット回線を必要としない。

みまもりほっとラインiポットのデメリット

  • ポットのみの見守りとしては料金が高め
  • お茶を飲む習慣がない親には向かない。
  • 「電気がもったいない」と切ってしまう親には向かない。
  • 携帯電話回線が弱い地域では使用できない。
  • 万一の時などにすばやく気づけない。

見守りフォトフレーム・ミマモリエ

フォトフレームについた人感センサーで、人の動きや室温を感知して記録します。

また、活動状況・睡眠時間・室温」の日報が家族にメールで届きます。

毎日・週ごと・月ごとのデータをパソコンから確認できます。

起床や就寝などの行動パターンを把握し、いつもと違う状況と判断すると、家族の携帯にメールが届いてお知らせします。

本体上部にあるボタンを押せば、家族の携帯に緊急メールが送信されます。

費用は毎月3,900円です。

ミマモリエ画像

見守りフォトフレーム・ミマモリエのメリット

  • 初期設定がかんたん。
  • 初期費用の負担が少ない。
  • ボタン一つの緊急メール送信が便利
  • インターネット回線を必要としない

ミマモリエのデメリット

  • 駆けつけなどがないわりに費用が高め(約4,000円/月)
  • 「電気がもったいない」と切ってしまう親には向かない。
  • 携帯電話回線が弱い・ない地域では使用できない。

NTTドコモ スマートフォン・つながりほっとサポート

家電ではないですが、ドコモの「らくらく」シリーズの携帯を使っている人は無料でシステム利用可能です。

らくらくホンのその日に開閉された回数や歩数、カメラの利用状況を家族にメール通知やドコモサイトで確認ができます。

でも、もし自分が親の立場ならここまで監視されるとちょっと嫌かも?なので、説得が必要かもしれません。

らくらくスマホの方は、自己申告による体調の申告や、その日最初にスマホを使用した時間が家族に送信されます。

ドコモのつながりほっとサポートのメリット

  • システム利用料が無料(端末代別)
  • いつも持ち歩いて使うものなので歩いた歩数のデータが取得できる
  • 毎日行う連絡作業で家族とのつながりが感じられる
  • 操作が簡単

ドコモのつながりほっとサポートのデメリット

  • プライバシーの問題
  • 充電をまめにできない人には向かない
  • 体調報告などを正直にまめにできない人には意味がない
  • 比較的操作は簡単だが、苦手な人には向かない
  • 携帯の電波が入らない地域での使用ができない

パナソニックのエアコン・エオリアのおへやモニター

お部屋モニター画像

パナソニックのエアコン・エオリアの中位以上の機種では、室内の様子を遠隔で知ることができる「おへやモニター」が利用できます。

エアコンの人感センサーが、電源を切っていても室内の温度や人の活動をグラフ化し、家族の携帯で確認できます。

データはリアルタイムで10分おきに確認することができ、過去一週間の記録も見ることができます。

また室温が31℃以上、もしくは15℃以下になったら自動で家族にお知らせする室温みはり機能があります。

エオリアのおへやモニター見守りのメリット

  • 電源を切っていても感知するので、すぐ消してしまう人にも使える
  • インターネットの電波を利用するため、携帯の電波がない所でも使える
  • インターネットで送信するため、情報量が多い
  • 室温の遠隔確認・操作が可能
  • 室温異常の警告が熱中症対策に効果的

エオリアのおへやモニター見守りのデメリット

  • 初期費用(エアコン代・インターネット・ルーター)が高い
  • 使用する場所の変更がしにくい
  • ネット回線を引く必要がある
  • 室温・熱中症以外の異変に気づきにくい

パナソニック ネットワークカメラ スマ@ホーム

こちらもパナソニックの製品。

カメラやセンサーで、室内の様子を遠くからでもスマホで確認することができる見守りのトータルシステムです。

スマ@ホーム画像

用途に合わせてマイク付きカメラや人感センサー(人の動きを感じたり、室温を測定する)を組み合わせて使用します。カメラは最大4台まで登録可能です。

機種によっては音声のやりとりができるので、寂しさやコミュニケーション不足の軽減にも役立ちます。

居室だけでなく玄関に設置することで、高齢者の外出する様子や「行ってらっしゃい」などの声がけもできます。また、不審者の侵入を発見したり、悪質な訪問販売や勧誘の様子を記録する役割も果たします。

また、トイレや洗面所などの「画像は必要ないけれど、活動状況は把握したい」という場所には、人感センサーや開閉センサーを配置することも可能。

温度でセンサーで室内温度も見守ることができ、熱中症対策にもなります。

パナソニック ネットワークカメラ スマ@ホームのメリット

  • 遠くからでもリアルタイムで室内の様子がわかる
  • 顔を見ながらのコミュニケーションがとれる
  • 設置が簡単
  • 初期費用のみで、利用料はかからない(もともとWi-Fiがある家の場合)
  • インターネットの電波を利用するため、携帯の電波がない所でも使える

パナソニック ネットワークカメラ スマ@ホームのデメリット

  • プライバシーの問題(いやがる親が多い)
  • 設置箇所が多くなると、機器の購入代金が高くなる
  • 初期費用に加えてWi-Fiの経費もかかり、費用が高額に(このためにWi-Fiを新規で入れた場合)
  • 駆けつけなどがないわりに費用が高め

異変を感知・・・だけでいいでしょうか?

ご紹介した家電の他にも「電気やガスのメーターが親の異変を感知」「郵便局員が定期訪問してくれる」など、高齢者家庭の見守りにはいろいろなサービスが出ています。

しかし、問題なのは、いざ異変が起こったことを知った時にすぐに対応ができるかではないでしょうか。

状況によっては一刻を争うこともある「その時」はいつやってくるかわかりません。

悔いのない見守りのためには、一人暮らしの親の場合は異変の感知だけでなく緊急対応の手段を考えることが必要です。