はっきり言ってしまうと、実家の片付けは大変です。

散らかった実家・空き家のことが心に引っかかっているなら、片付けのことを考え始めましょう。

なかなか腰が上がらないという方は、片付けを後回しにしないほうがいい以下の9つの理由を読んでみてください。

実家の片付けを決断する理由①年をとるほど辛い

「子供にまだ手がかかる」
「仕事が忙しい」
「体調がよくない」

など、誰しも何らかの事情を抱えています。

そんな日々に、「片付け」なんて一銭にもならないどころかお金もかかるし疲れるし、とてもじゃないですがやりたくはありません。

・・・でも、ちょっと考えてみてください。

散らかった家、放置された空き家は放っておいても自然に解決することはありません。

それどころか、親も自分もどんどん年をとっていきます。

親は年をとるごとに意固地になったり判断力も衰えてきますので、いくらキレイにしようと言っても、住みやすくしようと言っても、周りの迷惑だと言っても、聞き入れてもらえなくなるかもしれません。

それどころか、親の介護が本格化してくると片付けどころではなくなるかもしれません。

そして私たち自身も、年を重ねるごとに片付けという一大事業をやりとげる体力も気力も徐々に失われていくでしょう。

少しずつでもいいので、後を楽にするためにも早めに着手したほうがいいですよね。

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実家の片付けを決断する理由②安全面、衛生面

家が散らかったままだとモノは棚の上にうずたかく積まれていくだけでなく、床や階段まで占領し始めます。

これでは年老いていく親だけでなく、誰に取っても危険です。

ましてや高齢者はたった1センチの段差でも転倒しますから、床にものが散乱した家に住んでいるなら、一日も早くなんとかしたいものです。

 

また、片付けが面倒だからと処分が後回しになっている放置空き家は朽ちていく一方。

もう住まない、壊すだけの家を片付けるのは、今後も住む家のためよりもさらにエネルギーがいります。

しかし、放置空き家は見た目によくないだけではなく倒壊して隣接する家や通りがかりの人をも巻き込む可能性もあります。

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散らかった部屋は通風が十分でなく、換気状態も日照も悪くなります。

病気にならないためにも住環境の整備は必要です。

実家の片付けを決断する理由③迷惑がかかる

住み続けている家の中が散らかっているだけなら他人に迷惑をかけるということはさほどないと思います。

しかし、庭が荒れ放題で虫がたくさん湧いたり、枝が道まで飛び出していたり、葉っぱが外まで散乱したりという庭の手入れ不足。

家の中に置ききれなくなったさまざまなモノが外にまで置かれている家というのは周りに住んでいる人たちにいい気分ではないでしょう。

いざ片付け始めるときも、近所の人から
「こんなに長いこと放っておいて・・・」
と思われないようにしたいものです。

実家の片付けを決断する理由④資産の価値が下がる

家にあるものを処分するときは捨てるものがほとんどですが、なかには買い取ってもらうとそれなりの金額になるような価値のあるものもあります。

アンティークや骨董品なら別ですが、ブランドものやあまり使っていない家電品、家具などは新しければ新しいほうが良い値段がつきます。

>>農機具や楽器も?実家片付けで出る、高額買取り可能な品とは

また、まだまだ住める家が空き家になってしまっているという場合も、売るのであれば早いうちに片付けて売却したほうが築年数が浅く、少しでも高く売れる可能性があります。

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>>「危険」「迷惑」今や社会問題・実家を空き家にすることのデメリット

実家の片付けを決断する理由⑤さらなる無駄をふせぐ

そのうちにそのうちに、と思っていたある日、急に家の中を片付けなければならなくなることがあります。

「親が急に倒れ、退院後は介護が必要になったが家が散らかりすぎていてヘルパーさんも入れない」

→「仕方がないので施設に一時入居させたり、業者に片付けを依頼したため、何十万もの費用がかかった」

→「早くから手をつけていればよかった・・・」

という話を聞いたことがあります。

早めに片付けておけば、こんなことにはならなかったでしょう。

また、年をとって記憶力が悪くなってくると、道具をどこに置いたか、買い置きを買ったか、などの管理もできなくなってきます。

よく、お年寄りのお宅にありがちな

「どうして同じものが何個もあるんだ?」

というのはそのため。

 

爪切りが、孫の手が・・どこにしまったのかわからない。

探すのが面倒なのでまた買う。

醤油を、油を・・買いおきしたような気もするけど、どこに置いたのか。

探すのが面倒なのでまた買う。

 

整理ができていない家に、管理ができないお年寄りが住んでいるとどうしてもこのようになってしまうものです。

片付けは、多くの無駄を今後生み出さないことにもつながります。

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>>意外にかさむ・・親の家・実家の片付けにかかる費用や経費

実家の片付けを決断する理由⑥亡くなった後ではわからないことがある

親が持っていた財産や大切に思っていたこと、これだけは処分しないで欲しいと思っていたもの。

自分が亡くなったときは形見として誰かに持っていて欲しかったもの。

それらは、親が亡くなったり意思疎通がとれない状態になってからでは知りようがありません。

また、延命治療の方針なども、本人の希望を聞きようがない状態になってからだとあなたが決めなければなりません。

 

とりあえず大事な書類のありかなどを聞いておきたいものですが、唐突にお金や死後の話をすると怒らせてしまうこともあります。

片付けをしながらなら、そうしたことも話題にしやすく、把握することができます。

親のことをある程度知っておくのは、あなた自身が苦労したり戸惑ったりしないためでもあるのです。

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簡単なプランを立てると腰が上がる

転居や建て替えなどのタイミングがあればそれが一番ですが、

「やっぱり、もうやらないとダメだな」

と思えたら、いきなり体を動かさなくてもいいのでおおまかにプランを考えてみましょう。

エンディングノートを用意するだけでも、今後の方針が見えてきます。

エンディングノートはなにも本人が書くもの、とは決まっていません。

あなたがインタビュー形式で質問してみて、親の答えを記入していくだけでもいいのです。

>>エンディングノートで最低限必要な4項目とは?その意味とおすすめの書き方

 

費用や手段を考えたり、まずやるべきことを箇条書きにしてみるだけでも具体性が感じられて現実的に思えるだけでなく、
「こんなにたくさんやることが・・・これはグズグズしている場合ではないかもしれない」
と実感が湧いてきます。