私は親と同居しているので、その衰えは日々実感しています。

それでも、「ああ、もう介護サービスが必要だ」と感じる日はいきなり来るのかもしれないと思っています。

親とは別に暮らしている方なら、さらに唐突に感じるのではないかとも思います。

ピンピンコロリは理想ですが、今やそれは『ぜいたく品』なんていう方もいるほど、現実には難しいものです。

親がまだ元気なうちに準備しておけることは何でしょうか。

介護保険証のありかを把握する

介護保険被保険者証は65歳以上の方に郵送で送られてきています。

(*64歳以下でも交付されている場合がありますが、基本は65歳以上です)

いざ介護サービスが必要になってから、さあ手続きを、と思っても介護保険証がなければ手続きはできません。

親の介護保険被保険者証がどこにあるのかを、子であるあなたが知っておくのは最低限の準備です。

介護サービス,利用,準備

親が希望する介護の形を聞いておく

「介護が必要になった時、どんな介護をしてほしいか」という親の希望は、ぜひ聞いておきたいものです。

というのは、実際に介護が必要になった時には本当の気持ちは聞きづらくなるからです。

 

「子に介護してもらって家族と暮らしたい」

という人が多いのかと私は勝手に思っていましたが、意外と

「子に世話をかけるより、施設でプロの介護を受けるほうがいい」
「嫁に介護されるより、他人の方が気楽」

という場合も多いそうです。
なるほど・・・。

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話しづらい内容もフランクに話してくれるような親御さんでしたら、本当は延命治療などの希望も含めてエンディングノートを書いてもらうのが一番良い方法です。

書くのが億劫な場合は、あなたが質問して、親の答えを書き込むインタビュー式でもいいですね。

ただし、無理強いは禁物ですので、気が進まないようなら介護の希望を聞くだけに止めておきます。

関連:エンディングノートで最低限必要な4項目とは?その意味とおすすめの書き方

介護保険サービス利用の流れを知っておく

「役所に行って、いろんなところを回って手続きして、認定を受けて、サービス申し込みをして・・・ああ大変そう」

と、サービス利用の開始を考えると気が重いですか?

ところが、家族がする手続きは思ったよりずっと簡単で、ほとんどのことは役所がやってくれます。

>>介護保険サービスを受けたい時最初にやる事は?申請手続きからの流れ

 

明るい話題とはいえない介護の話。

親が元気なときだからこそ親の本音を聞き出す事ができたり、あわてずに利用のしかたを見ることがでできます。

シンプルなこの三つの事をしておくだけで、いつか来る『その日』を穏やかに迎えられる助けになります。