故人が残した物の整理・ご供養・・遺品整理に業者を利用されている方が増えているのではなぜでしょうか?

自分でやってやれないことはない片付けを、わざわざお金を払って業者に依頼するのはどうしてでしょう?

それは、遺品整理という作業が遺族にとって、心身にかかる負担がいかに大きいかということを物語っています。

費用をかけても、それだけの価値があるという評価が高まっているからこそ、このサービスを利用する方が増えているのです。

遺品整理業者がなぜ普及したのか

いままで聞きなれなかったこの”遺品整理” ”実家の片付け”という言葉が最近になってクローズアップされ始めたのは、家族の形が変化したことにあります。

かつて長男夫婦が親と同居して家を継ぐことが当たり前だった頃。

家や家財は、そのまま親から子へと代々受け継がれていくのが普通でした。

しかし、最近では子は子の世帯、親は親の世帯というようにそれぞれの暮らしを持つスタイルが増えています。

結果、親が亡くなるということが、一つの世帯がこの世から消えるということになったのです。

親の家を片付けるということが引越しと全く違う理由は、それがたんなる物の移動ではなく、一つの世帯と人ひとりの人生を仕舞うというところにあります。

 

遺品整理 自分で

 

想定外の連続である遺品整理作業

まず、物の量から考えてみてください。

一人暮らしであっても、たとえば70年生きていれば、それだけの暮らしを支えてきた家具や衣類も道具もあるでしょう。

故人の思い出の詰まった婚礼家具や旅行のお土産、トロフィーや趣味のコレクションなど、できることなら全部引き継いであげたい・・・。

けれど、そういうわけにもいかないのが現実ですね。

これらを仕分けて処分する作業がテキパキと進まないのは、遺族として当然の感情です。

また、高齢者は物を大事にする世代。

「もったいない」と言って驚くような量の雑貨や消耗品をためこんでいる家は珍しくありません。。

あまりの物の多さにあきれはて疲れ果て、故人を責めたいような気持ちになる人さえいます。

 

「独居老人600万人」の衝撃!5000件の遺品整理をした専門家が緊急レポート

世の中では、一時期「片づけ」がブームだったが、きちんと身の回りを片づけて暮らされていた方が亡くなられた場合、遺族も「ありがとう」と感謝しながら、自分たちで整理できるはずだ。しかし残念ながら、私どもがお伺いすると、ご依頼いただく方は膨大な荷物の量に途方に暮れていて、私どもを頼られるのだ。

引用元:現代ビジネス

 

たとえ、すべてを処分すると決めても、そのような数も種類も膨大な物品を個人で分別したり廃棄場所に運ぶ・・・それは、ふだんの仕事や生活もあるあなたにとって大変な作業ではありませんか?

 

転ばぬ先の生前整理 放っておけば遺品の山に

「家の片付けは大変です。3カ月で終われば早い方。中には3年かけても片付かないという相談もあります。かなりのストレスですね」。講師の言葉に30人以上集まった参加者たちがうなずく。ニチリョクが運営する葬儀会場「ラステル新横浜」(横浜市港北区)で開かれた生前整理のセミナーのひとこまだ。

引用元:日経スタイル

 

 

数々の故人の家を見て遺族と接してきた遺品整理のプロは、ただの片付け業者とは違います。

遺族の気持ちに寄り添い、すべての物を「モノ」ではなく「遺品」として扱います

しかもプロならではのスピーディーさ。

作業期間は一日から三日とされていますが、一日で終わるケースがほとんどです。

 

遺品整理 自分で

 

遺品整理業者を利用する最大のメリット

しかし、遺品整理サービスを利用することの最大のメリットは、遺族の心の負担が軽くなることでしょう。

 

遺品整理作業を自分で行ったのだが、片付けが終わってからも

「あれを捨ててしまってよかったのか?」

「処分について、もっと考えるべきだったかもしれない」

という後悔の念が消えない、という話をよく聞きます。
親の貴重品のしまい場所や大事にしていた物を、あなたはすぐに思い浮かべることができますか?

・・・考えてしまいますよね。

よほど頻繁に行き来していた関係ならともかく、別々の暮らしをしていた家について、それがたとえ親子間であっても分かっていないのが普通です。

また、こんな話もあります。

 

いつか必ず来る別れの日、「遺品」は人生の縮図

〜「空き家」「遺品」片づけのプロ、内藤久さんに聞く〜

こんなことを言ったら人として薄情と思われるかもしれませんが、親戚でもあまりよく知らない方の遺品整理を、親切心で軽々しく引き受けることはおやめになった方がいいと思います。残されたモノの中から、どんなモノが出てくるか分からないからです。

私が片づけを手伝った一例では、使用済みの注射針が大量に出てきたことがありました。ベッドの下の雑誌や新聞を片づけているときに、指先がチクっとしたのです。誤って針を自分の指先に刺してしまいました。いわゆる「針刺し事故」です。後から分かったのですが、糖尿病の治療のためにインシュリンの自宅投与をされていたのです。

引用元:日経ビジネスオンライン

 

遺品整理のプロはその経験から、貴重品をしまっていそうな場所や、大事にしていた物の扱われ方もよく知っています。

また、金銭的な価値がある物については買取をしている業者もあり、費用のサポートになることも。

 

遺品整理 自分で

 

何よりも大きな特長は、

遺品整理業者は通常の片付け業者とは違い、一つ一つを「モノ」ではなく「遺品」として扱うこと

その仕事はまず仏壇に手を合わせることから始まる、という点からもそれはよくわかります。

 

・・・もし、故人の思い出の品が目の前で乱暴に扱われたり、雨ざらしになって運ばれていったとしたら?

想像するだけでも辛いことですね。

その上、ご近所の方から

「親御さんの物をあんなふうに捨てるなんて・・」

と言われるかもしれません。

運び出すものに布をかけたり、幌付きトラックを使用したりといった配慮ができるのも業者のサービスならではです。

 

遺品整理につきものの、仏壇や神棚のように、処分には供養を必要とするものにも遺品整理業者はもちろん対応。

希望があれば、人形やアルバム、衣類やコレクション品などの故人の思い入れが深く、そのまま処分する事がためらわれる物の供養も快く引き受けてくれます。

供養への参列を希望する依頼者もいるそうで、その気持ちはとてもよくわかりますね。

業者によっては供養の様子をおさめた動画や証明書の発行をしてくれる業者もありますので、親戚から「仏壇はちゃんと供養したの?」と聞かれたときも安心です。

遺品整理 自分で

 

遺族へのきめ細かい配慮と故人の尊厳を重んじたこの遺品整理業者のサービスには、もちろん料金がかかります。

「お金がかかるなら、多少大変でも自分でやるよ」

という方もいるかもしれません。

 

・・・では、引越しにおきかえて、ちょっと考えてみてください。

かつては引越しといえば、親類や友人あるいは会社の同僚の手を借りて行ったものでした。

そこには好意で手伝ってくれたこととはいえ、食事を出したりお礼を差し上げたり、やはりそれなりの対価はありました。

時代が移って行くにつれ、人々はそれにかかる時間やコストなどを実感するうちに、

「プロに任せた方が早いし、気を使わない。結局は安い」

ということに気づき、いまでは引越しは引越し屋さんに頼むものというのが常識になっています。

遺品整理もこれと同じことではないでしょうか?

 

遺品の整理は心身ともに引越し以上のエネルギーを使う作業です

 

故人をきちんとした形で送り出すためにも、残された人の心に悔いを残さないためにも、遺品整理にはプロのサービスの見積もりをとってみて、検討されてみてはいかがでしょうか。

遺品整理業者の選び方、見積もりや比較のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>遺品整理業者の失敗しない選び方。比較で優良業者を選ぶポイントは?