実家や親の家の片付けで、動線の確保ができたら、さらに作業をやりやすくするため、次は大きな家具に取り掛かります。

といっても、いきなり大きな家具を動かすということではなく、その処し方を決めるということです。

片付けの初めの段階で大きなものの処し方を考えておくと、譲渡するにしても処分するにしても時間が有効に使えます。

大型家具をどうするかは、次の順に消去法で考えていくと処し方が決まります。

 決まったら、それぞれに処し方を示したシールやマスキングテープを貼っておくと他の人にもわかりやすくなります。

残す家具を決める

親がまだ生きている場合で片付け後に施設入居などが決まっている場合は諦めるしかありませんが、あなたの家で同居をすることになっている場合は、実家の家具を一つは持っていけるようにすることを考えてみてください。

つい、あなたの家にあるもので事足りるのだから実家のものはみんな処分しようと思いがちです。

でも、タンス一つでも昔の家のものがあれば、親としては懐かしいものと一緒の引越しで、不慣れな環境でも落ち着きを感じてくれるかもしれません。

家具に限らず、親を迎えいれるときはあなたの家のものも処分して、いくらかは親がものを持ってこられるようにしてあげたいものです。

 

身内・知り合いに欲しい人がいるか

残すことができないタンスやソファ、ベッドなど。

それらの状態がきれいで親戚や知り合いに運良くその家具を使ってくれる人がいれば一番ですね。

一つ注意したいのは、自分で運べない場合は専門の運送業者に運送をお願いすることになります。

 

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例えば、ヤマト運輸の提供するサービスのヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」などがあります。

こうした業者は家具を

①梱包
②搬出
③輸送
④搬入

と家具を買ったときのように万全に運んでくれるので助かりますが、料金もそれなりにかかります。

一例として、
「らくらく家財宅急便」では、 標準サイズの食器棚(165cm X 80cm X 40cm・三辺合計285cm)を東京から大阪まで送ると、11,250円(税抜き)かかります。

実際の家具の値打ちより送料のほうが高くついた、などということにならないよう送料を確認してから譲渡を決めましょう

 

リサイクルショップ・掲示板

身内、知り合いで使ってくれそうな人がいない場合は、リサイクルショップで買取または引き取りをしてくれるか聞いてみましょう。

リサイクルショップの場合、買取価格にはあまり期待できませんが、近所の店で引き取りにきてくれるところがあれば運ぶ手間も処分料もかかりません。

リサイクルショップを利用する場合は、なるべく事前に現物をみてもらって査定してもらいましょう

引き取り当日に実物を見て、「これは買い取れない」ということもありますし、逆に引き取り料を請求されることもあります。

 

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その他の手立てとしては、市役所など自治体の提供している譲渡の掲示板に載せるという方法もあります。

これも地元の人に向けて発信するものですので、運ぶとしてもそう遠くない相手に引き取ってもらえますし、あなたが運ぶのが難しいときは「取りに来てくれる方限定」と一言添えます

自分で処分する

リサイクルショップも掲示板でも引き取りが難しい場合は、あなた自身で処分場まで運ぶことになります。

その場合、二つの方法に分かれます。

  • 粗大ゴミとして出す。
    自治体の指定するステッカーを購入して回収日に出す。
    いつでも出せるわけではないので計画的に行う必要がある。自分で処分場まで運ぶ場合は回収日に出すよりは安く済むが、家からの搬出、運搬、処分場での引き渡し場までは全て自分でやる必要がある。粗大ゴミとして出す場合、一つ一つはそれほど高くないが、数が多い場合は金額もそれなりに高くなる。
  • 小さくして普通ゴミとして出す
    自治体の定める粗大ゴミのサイズより小さくなるまで切ったり、分解したりしてから袋に詰めて普通ゴミとして出す。
    数が少ないときはいいが、点数が多くなるとかなりの時間と体力を要する

 

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専門業者に依頼

自分で運んだり切ったりが難しい場合は、不用品引き取りの専門業者に依頼するのが良いでしょう。

業者はプロですから、あなたの指定した日時に短時間で家から運び出して引き取ります。

自分ですべての作業を行ったときに比べると高くつくようにも思えますが、作業にかかるエネルギーや時間、諸経費を考えるとけっきょくは安く済みます。

ただ、悪徳業者や不法投棄業者も多いため、選定には押さえるべきポイントがあります。

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家具の処分も実家の片付けで頭を悩ますことの一つなので、なるべくあなたに負担のかからない方法を選んでください。